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Yes,my lord ⑰

Posted by よしきち on 20.2014 暴君妄想文   0 comments   0 trackback
たまに鼻の頭がものすごく痒くなりますよしきちです。いったい何なんだ。

ちょっとごたごたしてて全サが届いたのも受け取れず、
画像だけを貰って

今のよしきちさん

と生きながらえていましたが
昨日の夜やっと全サ受け取れまして

今のよしきちさん

と興奮していました。
兄さんが!ひたすら!エロ美しく!可愛かった!!
森永さんがほんっとうに羨ましい!!!

そんな感じで興奮を発起剤として書きました18話目。
お付き合い頂ける方は続きからどうぞ。




お屋敷を飛び出して、俺が逃げる場所なんて、そんなに選択肢がなくって。
通っていたパブに雇ってもらい、しばらくは住みこみをして、纏まったお金が出来たら
船に紛れて、違う国にでも行こうと思っていた。

馴染みの店で働くわけだから、誘いは相変わらず多い。
でも、そんな気にもなれなくて「仕事してるから」と素気無く返事をして。
あまり暇な時間を作らず、余計なことは考えないようにして暮らしていた。
だって考えたら考えるだけ、自分の最低さに呆れ、
もう会えない彼のことを、未練がましく思ってしまうから。

そんなある日。男しかいない店の中に、一際目立つ彼女は現れた。
上流階級の装いに、整った容姿と洗練された身のこなし。
そして何より有無を言わせないオーラで、女子禁制であるこの場所に
たった一人でやって来たのだ。

「…テツヒロさん」
「……はい。お久しぶりです」
愛想笑いで答えると、じろりと全身を見定められて、少し不愉快に思う。
「あなた今何しているの?」
「見ての通り働いています」
だから冷たくそう答えてやったら。

「ちょっと話がしたいのだけど」
「すみません。仕事中ですし、俺はお屋敷を辞めた身ですから、
貴方とは無関係ですしそんなお願いは聞きかねます」
「いいから話を聞けって言っているの。
ここのオーナーにはもう話はつけたわ」

笑顔だけど気圧される迫力で言われ、後ろを振り返ると、
オーナーがすまなさそうに頷く。
仕方なく諦めて、舌打ちでもしたい気分になりながら、促されるまま
俺が間借りしている部屋へ二人で入った。

「こんな狭苦しい部屋、入ったことないんじゃないですか?」
「いいえ。うちには狭い書庫もあるから。むしろ落ち着くわ」
「…そうですか」
嫌みのつもりで言ったのに軽くそう返されてまた面白くない気分になる。
頭を掻いて、振り返り、椅子に座るよう促そうとしたら、
至近距離に詰め寄られていてぎょっとした。

「ねえ、あなたなんでお屋敷を辞めたの?」
「前から考えてましたし…色々ありましたので」
「なんであの人を一人にしたの」
「彼は一人なんかじゃありませんよ。家族が居るし、貴方もいる」
感情のままに、吐き捨てるように言ったら、「え?」と間の抜けた声。

「……もしかして、聞いてないの?」
「…は?なにを」
「あの人と私、婚約解消してるわよ」
「え…?え…っ!?」

聞き間違いじゃないかと思って、脳が正常に言葉を処理できない。
何度か反復してみて、やっと正しく意味が伝わった。そんな、バカな。
口を開いたまま固まってしまった俺を一瞥して、小さな溜息。

「そのこと何も言わなかったのね…。あの人、一人で私の家に来てこう謝罪したわ。
『あなたのことは好きだけど、それ以上に大切で想っている相手がいる。
その相手にも、あなたにも申し訳ないので結婚は出来ない』…って」

「それって…まさか…」
「そうよ。相手のことは言わなかったけど、こっちがあなたの名前を挙げたら
正直に認めてくれた。今まで想いを伝えたことはなかったけど、
これからちゃんと伝えるつもりだと言ってた」
「なんで…なんでその相手が俺だって…」
頭が付いていかず、口から飛び出た疑問に彼女がゆっくりと答える。

「そりゃあ、好きな人だもの。ずっと見ていれば、彼が何を目で追いかけてるか。
どれだけ心を開いているか。解りたくなくても解ってしまう。
…解ってても、それでもあの人と一緒になりたかったから気がつかない振りをしてた」
私のことを段々好きになってくれたらそれで良かったもの、と付け加えて
もう一度悩ましげな溜息。

「それにあなたが彼を想っていることも、私を快く思っていないことも
薄々気がついてた。顔に出てるんだもの」
ふふ、っと笑い、綺麗な瞳が真っすぐ俺の方を見つめてくる。
「あの人、頭は良いはずなのに不器用でバカよね。表向きは私と結婚しておいて、
裏であなたと付き合っていれば世間的にも都合はいいはずなのに。
…でもそんな真っすぐなところも好きだった」
「…ウソは…付けない人だから…」
じゃあ、あの時、囁かれた『好き』は…。
本物だった?

「お願いだから。あの人をこれ以上一人にしないで。あんな姿見ていられない」
「あんな姿?」
「見たらすぐ解るわよ。沈み込んでて、悲しそうな目をしてた」
「…オーナーのところに行ってくる」
「え?」
彼女の隣を通って部屋のドアを開けて。
「自己都合で悪いけど辞めさせてくれって頭下げてくる」
「…仲直りしたら教えて。良い知らせを待ってるわ」
背中にそのセリフを聞きながら部屋を後にした。


⑭の初めにソウイチ様がお出かけしてたのは
婚約を破棄しに行ってたからなのでした。

テツヒロがやっと動いてくれますので次話、再会します。
ここまでお付き合いありがとうございました<(_ _)>
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プロフィール

よしきち

Author:よしきち
『恋する暴君』狂いの管理人。

特に宗一兄さん萌えが末期です。
最近変態が加速してきて
人として色々とアウトです。

兄さんが好き過ぎてヤバい。
二次元逝きたい。

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