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With or without you  前篇

Posted by よしきち on 07.2016 人様に書かせたよ!   0 comments   0 trackback
気が付いたらブログ7年目迎えてて
「あれ?どうして気づかなかったんだ?」と考えてみたら
パソコンが急にDIEした日が丁度ブログ始めた日で
Oh…となってますよしきちです。

なにその嫌な巡りあわせ。

そんな感じですが兄誕からすでに5日経過しました。
ここ一か月ほどメンタル的に手負いの獣みたいになってる私が
何も書けていない分、南半球からwasaさんが
兄さんのお誕生日SSを送ってくれましたので
しめしめと ありがたくupさせて貰おうと思います。

まずは前篇、兄さん視点です~



大雨だ
窓ガラスには無数の雨粒、そして強風が打ち付けている。

「巽先輩~、これ以上研究すると電車止まっちゃうかもしれないし、
美晴さんだけでも先に返した方が良いんじゃないですか?」
「ああ・・・」
窓をちらり見ると、田所の言う通り雨足がかなり激しくなっていて激しい水音が聞こえる。
まだ日没には早い時間にも関わらず、空は厚い雲に覆われ窓の外はかなり暗くなっている。
研究室は電気を付けていたから気が付かなかったが。

「そうだな、今日はこれで切り上げるか」
こいつらはまだまだな所も多いが、頑張って良くやってくれているおかげもあり
研究の進みも悪くない。
それくらいのスケジュールの余裕はあるだろう。
そう告げると、気が抜けたような表情の美晴がフウッと息を漏らした。
ここの所難しい内容の作業が続いており、
森永にも「休養も仕事のうちですよ。休まないと!」などと言われたが、
こいつらも気を張って疲れているのだろう。

「じゃあお疲れ様です」
「明日には天気よくなると良いですね~」

いつもより早めに研究室の鍵を閉め、校内から出ると送り迎えの車やら
早く電車に乗ろうと走っていくサラリーマンやらで中々賑やかである。
ビニール傘に雨粒がぶつかる音も激しく、傘をさしているにも関わらず
ジーンズの裾がすでに濡れ始めている。靴下に染みてきて大変気色が悪い。

そんな事を考えつつ歩道を歩いていると、マナーモードの携帯が着信を告げる。
どうせ森永かかなこか、と思ってみると案の定森永からだ。
『うわーん雨酷いですね!先輩傘持ってますか風邪ひかないか心配です』
と言ったような長ったらしい内容だが、
つまり「仕事で今日はかなり遅くなってしまう」という話だ。
あいつのメールはいつも絵文字と不要な要素の多いテキストで、
何故あいつはこんなに必要のない情報まで送ってくるのか中々に理解不可能である。
研究者にそういうものが必要なのか?


まあでも、森永は意味不明で無駄も多いが、
マメな奴らしくいつも折り畳み傘を持ち歩いているから今日は濡れずに帰って来るだろう。
夕飯は適当に食べるか、等と考えながら帰宅する人々の群れに交じっていった。




ブブブブブ・・・・
家のテーブルに置いた携帯が震える。
「もう~兄さんたら!中々でないんだから!」
携帯のコールに少し驚きながらも出ると、聞き覚えのあるかなこの声、
ではなくかなこの口調をまねした磯貝。

「・・・・・・・・・・・・・・」
「あ、宗一君!?うそうそ!切らないでーー」
何でこいつは俺がやろうとしていた事が分かるんだ。
「ああ?何だよ。なんか用事か?」
「えーーー用事って言うかあーーー宗一君に俺もお・め・で・と・うって言いたくってさーーー」
「はあ?」
「え?今日は宗一君の大切な日でしょ?happy birthday 宗一君~。
森永君もさぞや盛大にイベント企画してたんじゃない?」
「森永なら、急な仕事とかで帰れないかもとか言ってたぞ」

電話口から小さく「・・・ぁーー・・・そっかーー・・・・・」とか聞こえるが、
俺的には誕生日だろうが何だろうが日常のうちの一日に過ぎない。
その日には何かいい研究結果が出るとかだったらまだしも。
「森永君今頃どうしてるのかなーーー」などと、
小さくつぶやかれたところで知った所ではない。
「ゴメンね」などと言いっている磯貝からの電話を
出来るだけ早く切ると同時に、再び携帯が着信を告げる。


「兄さん、誕生日おめでとう!」
今度こそかなこからの電話だ。
「電話してたの?さっき電話したけど通話中だったんだー」
「ああ、すまんな。磯貝のヤローから電話があってな」
「そうなの?磯貝さんマメだね。
それにしても、本当は誕生日は兄さんの所に行って一緒にお祝いしたかったんだけど、
やっぱり寮だと平日は帰るの難しいね・・・ごめんね」
「そんな事気にしてねーで、勉強に集中しろよ。」
「うん、今度帰った時に松田さんと森永さんとかとお祝いしようね」
「ああ、じゃあな」

ピ。電話を切ると、雨の音が途端に大きくなった気がする。


誕生日か
子供の時は楽しみに祝っていたが、中学生になるころには
あまり気にしなくなっていた。
というか、母が亡くなり父も仕事の関係で留守がちであったし、
巴とかなこの面倒を見たり研究しているうちに過ぎて行ったというべきだろう。
それほどの意味合いを持たなくなった。

だが今日は研究も世話をするやつも居ない。


窓に打ち付けられた雨越しに、薄暗い街の風景が見える。



~後篇、森永君視点に続く~
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プロフィール

よしきち

Author:よしきち
『恋する暴君』狂いの管理人。

特に宗一兄さん萌えが末期です。
最近変態が加速してきて
人として色々とアウトです。

兄さんが好き過ぎてヤバい。
二次元逝きたい。

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