スポンサーサイト

Posted by よしきち on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

少しだけ先の未来と、ずっと遠い未来の話

Posted by よしきち on 10.2017 暴君妄想文   0 comments   0 trackback
文章書けない病を拗らせていたら年が変わっていましたよしきちです。
時の流れがマッハ過ぎて辛い。

あいかわらず二次元に入り浸る生活ではありますが、
森の中の最終巻をまだ手にしておりません。
通販を全裸待機しております。

さて。先述の通り文章書けない病にこ2か月近く掛かっていたのですが
ふとなんか書こうかな…と思ったら書けたのでupします。
放置してる続き物でなくて申し訳ないですが。。。

そして「濡れ場が書けない…書ける気がしない…」と言っていたら
「え…?エロに愛されたお前が…?」と言われたので
「うん。エロを愛しエロに愛された私が」と答えたという
今回のSSに全く関係ない話を付け加えておきます。

お付き合い頂ける方は続きからどうぞ。



慌ただしい12月が過ぎていき、気が付けば年末がやってきて。
今年の年越しは二人だけで過ごすことになった。

いつもより少し手の込んだ料理に、年越し蕎麦。
森永が好きだというテレビ番組を宗一も
なんとなく並んで観つつ。
たまにはぼんやりするのもいいかもしれないと
本も持たずソファに凭れ掛かる。

長丁場の番組を肴にちびちびとアルコールを飲み
会話を挟みつつ。
時々声を上げてケラケラ笑う森永を見て、
「楽しそうだなこいつ」と宗一が笑う。
カウントダウンがない番組を観ていたせいもあって
気が付いたら年が変わっていた。

「あ!いつの間にか0時過ぎてる!」
「おー。そうだな」
「早いなあ。時間が経つの」
ぼやいて立ち上がり、終わりかけた番組を横目に
森永はテーブルの上を軽く片付け始めた。

それにつられるように、宗一も咥えていた煙草を灰皿に
押し付けて火を消し、飲み終わって空いた缶を手に持ちキッチンへ。
軽く水洗いして空き缶を潰す。
外気温のせいか、いつもの冬より水温も少し高い気がする。

後ろから森永が食器を手にやってきて、そのまま隣で洗い始めた。
「先輩。このまま初詣行きます?」
「……今からか?」
洗った食器を受け取り、一つずつ拭いては重ねていく。
「神社結構近いですし、この時間ならそこまで混まないだろうし。
それにまだ眠くないんですよね」

食器を洗い終わり、手を拭う森永に、
先輩はどうです?と問われて「ふむ」と考える。
まだ眠気もないし、今年の正月は暖かいから寒すぎることもない。
昼間の方が人でごった返すかもしれないな、という結論に至り
「じゃあ行くか」と短く返事をした。


普段よりは暖かいとは言え冬で、深夜だ。
防寒着を着てマフラーを巻き、手袋を持ちジーンズのポケットに財布。
「耳当てしますか?」と聞かれて「そこまでじゃねえからいい」と断ったら
なぜか残念そうな顔。
森永の言動がよくわからないのはいつものことだが
今回は放っておいていいだろうと判断し、宗一は何も言わないことにした。



歩いて十数分もすれば、人が増えてくる。
そこまで大きくない地元の神社だが、近隣に住む人間が集まってくるのだろう。

流れに付いていくように歩き、鳥居を潜って境内へ。
御手洗で手と口を漱ぎ、神殿前で少々並んだら参拝の順番がきて。
二人並んで二拝二拍手した後、祈念をこめてから一拝した。
「先輩は何をお願いしました?」
「教えねえ。大体こういうのは人に言うもんじゃねえだろ」
「それもそうですね。じゃあ俺も内緒です」
ふふ、と笑う森永は幸せそうで、それだけで「来てよかったな」と
宗一は無意識に思っていた。

いくつか屋台も出ていたが、特に欲しいものもなかったので
そのまま神社から出る。

白い息を吐きながら。来た時と同じ道を歩いて帰っていたら、
玄関の前に門松を置いてある家が目に入った。
最近はこれがある家も珍しくなったなぁと森永がしげしげと見つめる。
その様子を見て宗一が「たぶん松田さんの家にもあるぞ」と一言。

「年始の挨拶に行く時に玄関見てみろ」
「は、はい」
宗一の中でも、松田さんの中でも森永が正月に顔を出すのは
自然な流れのようで、それが森永にとっては擽ったくも嬉しい。
そのせいでマフラーに埋まった口元が緩み、幸せな気分でいたら。

「門松は冥土の旅の一里塚、か」
宗一がそうポツリと呟いた。

「……先輩。なんか縁起が悪いです」
「あ?だって事実だろうが」
現実を少し鼻先に突き付けられたようで、森永の唇が少し尖がる。
その表情の変化に気が付いたのか、宗一は嘆息した。
「……まあ、一生なんて案外短いしあっという間だから。
後悔ねえようにちゃんと生きろってことだと思っとけ」
そう言いながらぺしっと叩かれて「痛いなあ、もう」と軽口を叩く。

宗一のそういう考え方がやっぱり好きだ。
再認識して、尖っていた唇はまた笑みを作る。
「そうですねー。俺も悔いのないように生きていきます。もちろん先輩と♡」
「近寄るな!」
腰を引き寄せようとしたら肘で突かれ避けられた。
やはり外でのスキンシップは許してくれないようだ。
せめて腕を組みたかったけれど、それも避けられたので
仕方なく諦め、さっきまでと同じように隣を歩く。


「できたら先輩よりも長生きしたいなー」
森永の急な発言に、理解が追い付かず宗一の頭の上には
クエスチョンマークが浮かぶ。
「??なんでだ?」
「だって。一人になるのは辛いですけど、先輩を一人で残す方がもっと辛い」

―それだったら、俺が残されて一人で泣くほうがいいかなって。
柔らかく笑ってそう言ってのけた森永の顔を
なんだか見ていられなくて、宗一は顔を少し背ける。
「……そーかよ」
「ええ。少しでもそれが先になるように
長生きしましょーね。一緒に」

なぜか宗一のガードが僅かに緩んだ隙に、森永はそっと腕を組んだけれど
今度は抵抗されなかった。


スポンサーサイト


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://darenimoienee.blog75.fc2.com/tb.php/606-add540c1

プロフィール

よしきち

Author:よしきち
『恋する暴君』狂いの管理人。

特に宗一兄さん萌えが末期です。
最近変態が加速してきて
人として色々とアウトです。

兄さんが好き過ぎてヤバい。
二次元逝きたい。

最新トラックバック

FC2カウンター

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。